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高齢化、介護、ニュース、事件

83歳妻が夫を殺害 就寝中の犯行か

www.khb-tv.co.jp引用

仙台市宮城野区市営住宅で、同居する夫を殺害したとして妻が逮捕された事件で、夫は寝ている間に殺された可能性が高いことが分かりました。

 殺人の疑いで逮捕・送検されたのは宮城野区福室の無職佐々木美千代容疑者(83)です。佐々木容疑者は1月21日午後7時ごろ、自宅で夫の甲さん(85)の首や腹などを刃物で刺すなどして殺した疑いが持たれています。司法解剖の結果死因は失血死でした。

 甲さんはパジャマ姿で布団が掛けられた状態で見つかっていて、警察は寝ている間に殺害された可能性が高いとみて殺害の動機などについて調べています。」

 

介護殺人だと思われる状況

またか、という言葉が真っ先に頭に浮かぶこの手の殺人事件が後をたちません。
 今回は83歳の女性が85歳の夫を殺害ということですが、年齢から高齢者が高齢者を介護する、老々介護状態であったことが予想されます。
 老々介護というのはもう少し以前なら60代くらいを指す言葉だったと思います。80代で介護はとても無理です。なにせ80代というのは自分の面倒を見るのも大変な年齢です。

とどまることのない高齢化

 日本の高齢化はとどまることを知らず、在宅介護が進み家族の負担は増えるばかり。高齢化で介護がいつまで続くのかまったく予想ができない状態になってしまいました。
 何よりつらいのは、80代になるまで一緒に暮らしてきた円満な夫婦がこのような悲惨な殺人事件を起こしてしまうことでしょう。高齢になるまで一つの犯罪を起こしたこともないような市民が、介護に明け暮れて疲れ切った末に残忍な殺人事件の犯人になってしまう介護殺人。本人にも家族にとっても非常につらい最期です。
 もう日本では安らかに死ぬことすらできないのでしょうか?
日本は安楽死の議論すらまともにできていないような状態です。
 若い人が子供を安心して埋めない中で、このまま介護老人を無限に作り出していては全く日本の未来はないと思われます。